Never Ending Summer

バンコク在住日本人ギタリストの日記

musical conversation

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《音で対話する》旅に出た時の基本テーマはこれだ。実際、事前に自分についてあれこれ喋る必要は無くて、演奏が終わればなんだか仲良くなっているもんだ。今回の旅もそんな感じだった。おっさんになるってのは悪い事ばかりじゃなくて良いこともたくさんある。若い頃はテンションが高すぎて引かれたり気難しすぎて対応がきつくなったりで《我》を持て余す場面が多々あったけど、流石にそんな部分がほぼなくなってしまったので出会う皆からも妙な緊張感や戸惑いを感じなくなった。

画像に含まれている可能性があるもの:7人、、瀧 康太さん、Sathaporn Klinchanさんなど、座ってる(複数の人)、屋外

初日のセッションは予定外の大人数でのセッションになったが、カオスな状況にも慣れたので何も問題はなかった。仕切っていたOakはめちゃめちゃ疲れてたけど(笑)上げられないけどこのセッションの音源はとても面白い。良い経験だった。

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さておき、最近は基本出会うのは年下ばかり。面倒臭そうなミュージシャンというより一風変わったおっさんくらいの風情が出てきているのでとっつきやすくなっているようで、軽く酒でも飲んで赤い顔でもしているとより効果的である。演奏後に話していて、

『KOTA!今いくつなの?』

『50』

『マジで!?見えないね』

『ふわふわしてるからね(笑)んでいくつ?』

『30』

『ワイルンナ~(まだまだ青いなの意)』

『んで君は?』

『40』

『ワイルンワイルン(青い青い)』

というベタな会話とドヤ顔で皆さん爆笑である。

『KOTA、ナーデーンナ~(顔赤いよ笑)マオレオロー(酔っ払ったでしょ?)』

『マオニッノイナ~(少しだけだよ)』

『ジンロー?(本当に?)』

『ジンジンカップ(ほんまほんま) で、もう一杯ちょうだい』

『飲んで飲んで(笑)もう帰らなくていいんじゃない?』

『飛行機だからね~帰る。でもまた来るよ』

『いつ?』

『来月北にツアーに来るからまた演ろう。次はゆっくりできるよ』

『本当に!やろうやろう!!』

ってな感じで和やかだった。

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自然に話をしていて笑顔を見られるのは嬉しい。以前は人見知りが過ぎてそれができなかったから特に嬉しい。もちろん彼等がいきなり現れた妙な日本人を許容するおおらかな人柄だってのが一番大きな要因なんだけど。

画像に含まれている可能性があるもの:Chakrapan Oak Suwanphanich、座ってる

今回の出会いは上の写真のOakのおかげだ。アメリカで広告関係の仕事をした後でタイに帰って来てホームタウンを盛り上げようと頑張っている彼はとてもスマートだけど飾り気が無くてとてもやさしい。会う人会う人が彼に純粋な好意を持っているのがわかる。彼のことを紹介してくれたのはPokだ。少し風情が似ているかもしれない。彼もスマートだけど際限なくやさしい。彼の場合はそれだけじゃなくてステージ上ではとんでもなくクレイジーであるってことも間違いないけど(笑)

画像に含まれている可能性があるもの:10人、、瀧 康太さん、Net Hemmwanさん、Aof Patarapongさんなど、、スマイル、立ってる(複数の人)、室内

このチームからソンクランに来いと誘いがあった。一緒に祭りで演奏しようというお誘いだ。なかなかない機会なのでスケジュールが作れたら行くつもりだ。今年は新たな展開が多くて忙しいが申し分ない。楽しんでいこう ♪