Never Ending Summer

バンコク在住日本人ギタリストの日記

It is always fatal to have music or poetry interrupted.

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、夜

いつものようい早朝に目を覚ましてランドリーに洗濯物を放り込んで、近所の店のおばちゃんたちが炭を熾す匂いを嗅ぎながらコンビニでコーヒーを買った。最近入ったスタッフん何も言ってないのに勝手に砂糖を入れられていて『コーヒー台無しやがな…油断したわ…』と思いつつ部屋に戻って日記を書き始める。

一昨夜は近所のライブバーに行った。久しぶりの外出だ。基本的に俺はコピーやカバーを見るのも演るのもあまり好きではない。ただ、一昨夜はそんなことはどうでもよかった。目の前でシンガーが弾き語り、お客さんが楽しそうにしている光景だけで充分だったからだ。再開初日ってことであまりお客さんもいないのかな…と思いながら関西の友人の友人でライブの大好きなミッチーという友人と待ち合わせた時間にアパートから数分の場所にあるSpeaker Boxに行くと既に人が集っていた。至極単純な俺は《みんな再開を待ってたんだな…》とこの時点で気分的には幸せである(笑) ブッキングをやっているエディーや箱バンのメンバー連中やら若いタイのミュージシャンに声を掛けられて挨拶を交わして飲み始めた。煙草を吸いに外に出て街の灯りや向かいの店で友人と語り合っている近所のみなさんの姿を眺めて和んでいる感じだ。予想通り英語が出にくくなっていたのでスムーズなコミュニケーションとは言い難かったが… 言葉に関してはそのうち勘も戻るだろうしあまり心配はしていない。もともとそんなに喋りもしないし。まだいろいろ規制があるので真夜中前に店は閉店だったが閉店間際にタイ人の若いミュージシャンが自分の曲を聞かせてくれて感アドバイスを求められた。彼の顔を見ると真剣に質問しているようだったのでストレートに答えた。『みんなうまいし曲も歌も形は出来上がっている。ただ、もしもっと上を目指すなら歌と演奏は対等であるべきだ。歌とバックトラックがはっきり分かれているとPOPSとしては問題ないけど音楽としてはエネルギーが足りない。シンガーで演奏者でソングライターもある君はリーダーなんだからバンドのメンバー達に自由を与えてもっと強いエネルギーを発することを求めるべきだ。バンドのエネルギーが上がればフロントマンの君は負けないように努力してもっと強くなるだろ?』というと彼は大きく目を見開いていた。正味な話こんな言葉で何かが伝わるのかは知らん。でも考えるきっかけにはなるだろう。要は好きにやればいいのだ。そんなことを書いているうちに彼からお礼のコメントが来ていたので少しは役に立てたんだろう。

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今週はギターにはあまり触れずに引篭もっている間にメモした演奏動画を聞きなおしていた。ほぼ毎日ひたすら弾き続けていたのでかなりの量だ。未だ衰えぬどころか加速している己のビョーキっぷりには呆れるが、端々には面白いパーツが見受けられてまだまだ果ては無い感じ。一応俺の本格的な活動再開の時期は9月に決めた。焦らずぼちぼちやる。自分での活動はソロを中心にしてオファーがあればセッションもやろうと思っている。