Never Ending Summer

バンコク在住日本人ギタリストの日記

It's hard to explain how do I make multi-layer loop sound.

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FBに昨夜のソロ用のセッティング写真を上げたらすごい勢いで反応があって、俺の周りだけでもギタリストミュージシャンが少なくとも数百人は存在していることを実感。若いギタリストから『どうやってタイミングを合わせるの?』というメッセージが何件か届いたが、俺の使っているのは基本的に古い機材で事前にメモリーできないしMIDI等でシンクロできない。要はすべてフィーリングで行われる手作業なので説明ができない。実際は即興演奏なので何も気にせずにその場でバランスを作って進んでいるだけなんだけど、曲を演奏するプレイヤー達にはこれがうまく伝わらない。みんな腕が良いだけにズレが気になるんだろうけど、俺の考え方は『即興なのでズレは無い』ってことなのだ。あるがままにただただ進むのだ。そんなわけで説明のしようが無くて最終的には、

死ぬほど繰り返して練習すればそのうちできるよ

という身も蓋もない答えになってしまった(笑)ぜんぜん答えになってないし。理論的じゃなくてまことに申し訳ない。DJの機材を見ていると最新の機材なら勝手にタイミングを合わせることもできるはずだけど知らないので教えられない。多分各地でループミュージックのワークショップをやっているランドルフならばわかりやすく俺がどうマシンを使っているのかを説明できるだろう。俺の状態がもう少し仕上がったらスーパーマニアックなワークショップをバンコクでやるってのも面白いかもしれない。でも最終的には教えられるのはループマシンの使い方だけなのであまり音楽的な意味はない。

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昨日のABOVE the TREEの機材はキックが既存のペダルではなくめちゃめちゃ手作りのガムテープと段ボールみたいな素材で作られていて面白かった。振動を感じるとトリガーが反応するようになっているので彼が裸足で足踏みをしているかなり繊細な動きまで表現されていた。あれはとても良いアイデアだ。POKに『KOTA、あれ使えば?ループに組み込んだら絶対面白いよ』と言われたが、移動を考えるとこれ以上面倒なセッティングは嫌だ。

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本番の映像。結局中盤はウォームアップとはぜんぜん違う展開で進んでいってええ感じだったが最後考えすぎて着地に失敗した(笑)いつもながら考えるとろくな結果にならない。わかっているがやってしまうのは未熟としか言いようがない。反省してもう少し意識して流れに身を任せるようにしなくては遺憾。

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そんなわけで一連の launch tour はいったん終了。良かったらbandcampで音源ゲットしてください。アルバム制作に向けての作業を本格的に開始する…といいつつ明日はPOKと新たなアイデアを見つけようということで昼間に長時間のセッション録音。彼が娘を学校に送った後の時間に行うので朝10時集合ってことで『めっちゃ健康的な時間のセッションやな~』と笑っていたが、スタジオは半野外で今バンコクは最暑期に向けて既に死ぬほど暑いのでどうなることやら。