Never Ending Summer

バンコク在住日本人ギタリストの日記

rendezvous - what is freeform music? - 等々の話

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2019/10/13 (Wed) 9 pm onward
[Rendezvous ~What is freeform music?~]
At BAR 12×12 (Soi Thonglor 18/1)
Entrance fee 200 B
Improvised jam session by
Nakarin_Teerapenun a.k.a GOLF T-BONE (electric guitar )
Kota Taki amatuti dub drawing space (electric guitar)

https://www.facebook.com/events/983609291974952/

そんなわけで来月より Experimental Guitar Duo 再始動…といっても休止していたわけではなくそれぞれがなんだかんだとしていたら時間が経ってしまっただけだ。もともと打ち合わせのまったく無い実験的即興デュオなのでほとんどタイミングの問題でしかない。今回イベントページを作る為に写真やフライヤーのデータをさがしたらいつの間にか結構溜まっていたので数をこなして新たなインプットが必要だったってのもあるだろう。緊張感が無いと良い音は出ないので《慣れ》は邪魔になる。相手が何をやってくるかわからないくらいがちょうど良い。俺とゴルフさんは普段ほぼ会わないし同世代であること以外はなにもかもが違うが、その違うふたりがライブでそれぞれのアプローチで同じ景色にたどり着いた時、一番美しい音が出ている。俺たちは出会ってからこの数年間ほぼ音だけで会話を続けているのだ。面白い関係だといつも思う。

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とりあえず今月は機材が壊れ続けていてもう笑うしかない状態に追い込まれているが、なぜか自身の状態は悪くない…というのもすぐにはどうしようもないので火事場の高揚感的なハイ状態に入って思考がスパークしているからだ。《現状の最小限の機材で今までと同レベルの1時間のセットを構築するには…》とか《新機材を導入した後の音の構成はどうすべきか…》とか《最終的なレコーディングの段取りのシュミレーションは…》等々の複雑且つ創造的なお題がたくさん目の間にぶら下がっていてひたすら高速で回転している感じがとても楽しい。弾け過ぎていて今日は休みだってのに気付かず会社に行って昼まで仕事をしていた。もうなにがなんだか(笑)

実際のところライブでは使用機材の性能の限界を基準にした長さのループしか作成できないわけで、今までは基本がミニマルミュージックだった。それが今後は数時間複数トラックを録音できるわけで、いきなりあらゆる構成が実現可能になる。さらにレイヤーを増やし長短のフレーズを織り交ぜることでより壮大なイメージ《音像》を作ることができる。ただ、イメージを実現するための手順を無意識に計算して身体が動くようにトレーニングをして挑んでいかないとあっという間に迷宮入りしてお客さんの頭上に《?》が飛び交うような茫洋とした演奏になる可能性も増す。こればかりは日々の精進しかない。

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雨期が明けたが今年は明けるのが早過ぎる。まだまだ陽射しが強烈なので昼間クソ暑い。ソンクランあたりの最暑期に近い暑さで今日真っ昼間に1時間歩いて帰ってきただけでその後夕方まで寝込んだ(笑)一応日傘を差していたが、それでもかなりのダメージを受けた。水をかぶったようなヘロヘロの状態で帰り着いてアパートのエレベーターに乗ったら最近見るようになったレナード・コーエンみたいな顔と声の長身のファランが乗ってきて『なんでこんなに暑いんだ?雨期が終わったらクールシーズンだろ?』と渋い声で聞く。『確かに雨期は終わったけどタイにはクールな日なんて一日も無いぞ。常に暑い。夏だけだ』と言ったら『マジか』と笑っていた。

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12月にこの前セッションを録ってリリースした Manopと 映像をやっているMichael Honeycombとトリオでやることにした。ハイシーズンに向かっていろいろ増えていくし体制を整えなくては…。

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