Never Ending Summer

バンコク在住日本人ギタリストの日記

ツアー後期その2 (about music) と日々の徒然

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銀塩写真は質感が良い

Amatuti dub drawing space - KOTA TAKI w/ visuals by Hone Y Comb at Unfamiliar Environments - Art , Exhibition & Tape Release Concert, 1 June 2019 at Jam Cafe  photo by Rui Inoue

FBで俺を見つけてバンコクのJAMで開催されたリリースイベントに来てくれたカメラマンの井上ルイさんが撮ってツアー中に送ってくれた写真。デジタルではなくフィルムからプリントしているのでコントラストが個性的で面白い仕上がり。人間の手の感触がある。個人的には真っ黒で少年ジャンプの敵キャラみたいで良いなぁという感想。最近移動時の暇つぶしに少年ジャンプに掲載されている漫画のヒーロー系アニメをずっと見ていたせいだろう(笑) 写真のイベントで映像を担当していた Hone Y Combの評は『古い物語の賢者みたい』ってことでどちらにしろファンタジーな感じ。インドネシアのミュージシャンもシェアして話題にしていた。興味があるならインドネシアに呼んでくれたらいつでも行くけどね…近いし。前から行きたいけど未だ実現していないし。とにかくクールな写真に感謝。小さいステージでも衣装を着ている意味がある。どうでも良い話だけど、近所の兄ちゃんみたいな服でライブをやるのは昔から好みじゃない。没入できない。『飾らない僕(私)を見て』ってな感じなのかもしれないけど、そんなもんはわざわざ見たくねえ。人前に立つんだから最低限考えろ。何様だ。裸にコートの変態の方がまだ見る価値がある。

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3年ぶりの日本での演奏で得た感触

8年前にバンコクに来る前の演奏はイメージが曖昧で完成度も低かったし何よりも『誰も理解してくれなくて結構』といった俺自身の姿勢に問題があったので、ある特定のシーンの皆さん以外にはぜんぜん伝わらなかった。3年前のツアー時は少しマシになっていたが、それでもあまり反応の変化は感じなかった。かなり凹んでバンコクに帰ったのを憶えている(笑) おかげでその後の3年間、10代の頃と変わらない勢いでギターを練習したくらい凹んだ。バンコクで会ういろいろな国のお客さんの反応とあまりに違ったので、見当違いな話だけど『日本に合わないのかなぁ…』とか思っていた。しかし、3年ぶりの今回は明らかに以前とは反応の違いを感じた。どこでも同じように楽しんでくれていると伝わってきたし、皆さん最初から最後まで集中して聞いてくれていた。ある程度数量を予想して持って行った音源も途中で売り切れてしまった(これは間抜けな話で反省しなくてはいけないが…) 要するに、アイデアは良かったが今までは腕が伴っていなかっただけ…これはもう笑うしかない。ギターが下手糞なのは自分が一番知っているが、それにしても時間がかかりすぎだろう(涙) 兎に角、阿呆みたいに時間がかかったにしろ、やっと入り口にはたどり着いた。あとは仕上げだ。弛まず磨き上げればオリジナルスタイルとして誰の目にもハッキリと見えてくるはずだ。

音質向上に取り組む

info.shimamura.co.jp

てなわけで、より効果を上げるためにまずは音質向上に取り組むことにした。ツアー中にギターアンプが無い場所でのライブの為に急場しのぎでライン出力用の小さなプリアンプを導入した。現場ではもちろん役にたったし音もきっちりアンプの音が再現されていて悪くなかったが、俺のシステムはループマシン4台数珠繋ぎで間にワウペダルというかなりおかしなセッティングなので少々問題あり。昨日はペダルの位置を変えつつ色々試してみた。アンプとして使うなら一番最後だが音の広がりが死ぬ感じ。バッファーの代わりに使ってみたが古いファズペダルの音色の特徴が消えてしまったりODの調整が難しくなったりしていまひとつ。最後に置くほうがマシな感じ。できるだけクリアに重なり合った音の層を再現したいわけだけど、どうやらこのレベルのペダルでは難しい。ハイエンドの機材を探す必要があるようだ。もしくはエフェクターを作っている友人に各ペダルのモディファイについて相談するか…どちらにしろ少しは知識が必要だ。俺は回路について知らなすぎる。最善の策がハッキリするまでしばらくは現状で凌いで今年中に整える方向。来年は勝負の年になる。今できる最高の音を用意したい。

バッファーとして使用:https://www.facebook.com/kota.taki/videos/2137833706321066/

アンプとして使用:https://www.facebook.com/kota.taki/videos/2137992376305199/

ループを外して考えたギターの演奏という部分ではまだまだ不足があった。この半年くらいトレーニングで取り組んでいた試みはツアーの演奏にほぼ反映されていなかった。これは日々の研鑽が足りていないので積み上げていくしかない。それ以外にも会社を経営している長年の友人とゆっくり話して助言されて改めて気付いたこともある。これは音楽自体のことではなくて今後どのように演奏活動を行うかという部分だけど、近い将来の課題なので今から具体的なプランを練っておくのが良い。映像とのコンビネーション(演出)を詰めるべきなんだろうな…まずはバンコクで実験を始めよう。

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次のツアーはタイ北部のチェンマイ/パーイ

shozzatrip.com

毎年一度は弾きに行くチェンマイだけど今回は一か所パーイのどこかで弾いてみたい。なんやったらパーイだけでも良い。ずっと行きたいのに行けていない場所なのでそろそろモノにしたい。雨期なので雨も心配だし移動もキツそうだけど現状は専業ミュージシャンではない身なのでスケジュールの作れる時期に行くしかない。パーイの街はチェンマイからバスで数時間の山の中。ちょっとした楽園でヒッピーが多いらしいが観光客も多いらしい。友人のHONちゃんがゲストハウスを持っているってことで情報も宿も取れそうなので、とりあえずこれから詳細を詰めていく。今度こそ実現するぞ ♪