Never Ending Summer

バンコク在住日本人ギタリストの日記

今夜は…

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一昨夜のライブは急な話で前日告知だったのでまあ見事にお客さんは入っていなかったが、RAWI はとても良いバンドだった。演奏で食っているプロのバンドで大きなフェスにも出ているので当たり前なんだけど、演奏技術の話でなくまず彼らはとてもチャーミングなのだ。純粋で一生懸命で魅力的なので見ている者を幸せにするし、皆に愛される。それは演奏の才能とは別の才能で生きていく上でとても大事なものだ。彼らは今夜SOUL BARのオーガナイズで上の写真のイベントに出演。セッションに呼ばれているので一応顔を出そうと思っている。ほんまに演奏するかどうかはオーガナイザーの都合や思惑もあるだろうしわからない。俺としてはどちらでもよい。

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そういや出会ったときに俺を見たメンバーの一人が『KOTAさん、あなたは俺の父さんにそっくりです』と言ったもんで『Yes,I'm your father.』と真面目な顔でシスの暗黒卿っぽく返してみたがネタが古すぎて伝わらなかった。彼らのリーダーは33歳で最年少メンバーは22歳。すっかりお父さん世代なのでジェネレーションギャップは仕方ない。最近はバンドマン会っても『かわいらしいなぁ』と感じてしまう場面がほとんどで、若い頃のような『負けねえぞ!』というようなメラメラした感じは皆無。ハイテンション部門は力の余っている皆さんに任せて、俺は力を抜いて深く深く没入して演奏をするのが良い。適材適所ってもんだ。下の映像のチャンネルはマレーシアのメジャー系アーティストのライブが見られて興味深い。最近はロックやPOPSは世界中どこでも同じような演奏をするけど、マレーシアはイスラム教が国教なので節回しに特徴があってメロディーが面白い。

RAWI -Rojak Session-

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機会があるとこんな感じのチャンネルはひとしきり探索してみるけど、演奏に関してはほんまにどこでもいっしょのことをやっている。RADIO HEADもどきが世界中にどれだけの数存在するのか…正味1000じゃ足りないんじゃないかな。こうなるとビジネス臭しかしない。成功したビジネスモデルを踏襲して金を作ろうってのはまあわかるけど、その国のハイエンドのクリエイターが集っているはずのメジャーシーンがクリエイティブという言葉から一番遠い状況ってのは如何なもんかね。まあ仕切ってるのは音楽に関係ない金の為に生きている人ばかりなので仕方ないが、コピー商品ばかり作られている状況を日々の糧の為に良しとして進んできたたことをミュージシャンやクリエイターは先人たちに恥じるべきだろう。てかただの下請け業者になっちまってるからいまさら何もできないだろうけどね。『創造者』ではなく『製造者』ってことで。

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犬は自由でいられるのに人間はそれさえも出来ない ボブ・ディラン