Never Ending Summer

バンコク在住日本人ギタリストの日記

徒然

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素晴らしい週末

ATMカードが突然働かなくなった。どうやら新しいものを作らなくてはいけないらしい。今3連休の初日で手持ちの金がないからこそ下ろそうとしたわけで、俺の手にはカードの再発行の手数料すらない。かなり油断していた。おまけに週末で再発行できるのか?腰痛はまだ治まりきっていないし動くと腹も減るので不貞寝だ。2日間ママー食ってギター弾いて凌ぐか…なんてすばらしい週末だろう…と昼前の段階で怠惰なロクデナシ思考に浸りつつベッドの上でダラダラしていたらタイの女友達からメッセージ。『何してる?ランチに行こう』というので『無理だ。かくかくしかじかで金が引き出せないので寝てる』と話したら『なんとかなるからシャワー浴びてすぐ出てこい』と叱咤され合流してそのまま銀行へ。あっという間に解決。日本の女性と同様にタイの女性もてきぱきしっかりしているのである。飯を食った後で『腰が痛いならここに行け』とマッサージ屋の情報を送られた。彼女は仕事に戻り、俺はフワフワと散歩しながらアパートへ。どちらにしろライブのない週末などたいしてやることはないのである。帰ってからとりあえず日本人の友人が貸してくれた原始仏教の本を読み始める。基本的に生産性はない。人の居る場所で演奏している時だけ世界とつながっている気がする。

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京都

京都に行くのはほとんど木屋町のアバンギルドで演奏する為なのでいつもあまり時間はないが、ライブまでの合間に先斗町を歩くのを楽しみにしている。造りにこだわった良い店がひしめき合っている。狭い路地にたくさんの店が軒を連ねればごちゃごちゃするはずなのに不思議と整然としているのが日本的で面白いし車が通れない絶妙に細い路地をゆっくりと歩くのはとても気分が良い。今度帰るときは木屋町の変わり種の煙草屋さん森川タバコ店で演奏できそうなので楽しみにしている。ライブを見に来ていた店主さんに京都の重鎮バンドSOFTのギタリストの清水君が内装したというお店を見せてもらったがこれまた良い感じの空間でそそられた。同じビルの地下にはBased On KyotoのダイチくんのやっているMUSIC BARがある。今知っている京都のアンダーグラウンドシーンのみんなとは京都ではなくバンコクで知り合った。妙な話だ。

www.cafe-independants.com

学生時代に京都に住んでいたという女の子に連れられて行ったのはだいぶ前になるが、三条にあるカフェ・アンデパンダンというお店が好きだった。近代建築遺産に指定されている古いビルの中にあって風情があって料理も美味しくて酒は高過ぎずいい感じで飲めた。面白いイベントをやっていたしマニアックなCD屋が中にあってアンビエントアバンギャルドやノイズ等の音源が豊富にあった。確か初めてアンビエントの音源を買ったのはこの店だった。その後イベントに出る機会はあったがあまり印象には残っていない。腕も未熟だったしあまり良い演奏をできなかったのだろう(笑)今はアンデパンダンはイベントはやっておらず普通のレストランらしいけど、その頃にイベントをオーガナイズしていたチームが今アバンギルドを運営している。要するに俺の好きな空気を作っていたみなさんの運営しているお店で今演奏できているわけで素晴らしきかな。

www.urbanguild.net

退屈凌ぎ

演奏をしていない日常はとにかく退屈だ。人間が害はあると知りつつも酒やドラッグを嗜むが、それは退屈だからなんだろうな…と思う。ゲームにしろテレビにしろすべては退屈しのぎの快楽でまやかしだ。家族を持っていれば忙しくて退屈している暇もなくないんだろうけど、いないものは仕方ない。俺の最近の暇つぶしは倍速アニメ鑑賞(笑)大概はギターを抱えて運指練習をしながら垂れ流しているだけなのでストーリーを追っているだけであまり絵は見ていない。要するに意味はほぼない。アニメはシンプルで荒唐無稽で退屈しのぎには良い。漫画原作の『シドニアの騎士』が面白かった。原作も面白かったし。少女漫画原作の『夏目友人帳』もやわらかい雰囲気で悪くない。どちらも貸漫画屋の店長をやっていた時期に読んだ作品。日本人は真面目によく働く。だからこそシンプルな現実逃避である漫画文化が発展したのかもしれない。

www.youtube.com

夕食を買いにいつものマーケットに行くと最近お気に入りのガチムチ犬が前から歩いてきていつものように俺の臭いを嗅いで顔を見上げて目を合わせて走り去った。その後ろからこの辺りでは初めてみる杖をついた仙人みたいな白髪に長い髭の爺さんが来ると目礼をして通り過ぎた。初対面でも目礼をするのは間違いなく日本人。山を歩いている時に出会う人達みたいな感じだ。何者なんだろうな…?と珍しく興味が沸いた。