Never Ending Summer

バンコク在住日本人ギタリストの日記

お誘いってのは続くもんだな

あまり良く知らないタイの若いギタリストよりとぎれとぎれの英語のメッセージ。『ハローKOTA 俺たち Jam 即興 やる』…え~っと、どこで会ったんだっけなこの子…と思いつつ『そりゃいいね。いつやるんだ?』と聞くと『今日』『今日は無理だわ(笑)』『今夜 ライブ?どこ?〇✖△』としばらく意味不明な英語が続いて上のスタジオの写真機材の写真にPOKやJUNEや知り合いの若手JAZZギタリスト達と演奏している写真、最後になぜか猫の写真が届いて『ごめん 酔ってる うまく書けない…』『酔うてんのかい(笑)ようするにお前は俺とセッションがしたいんだな?』『そう。フリーな日 いつ?教えて』『金曜の夜ならいけるよ』『RAM10 来る?』…なんじゃそれ(笑) 暗号か?『あ!これソイナンバーか?』『そう』『グーグルマップにポイント打って送れ』『わかった』マップが届いたので『OK。んでここはお前のスタジオか?』『俺と友達のスタジオ』『わかった。金曜行くわ』『待ってる』というような通常の大人なら決して乗らないであろうグダグダで不明瞭で100%仕事にはならないであろうお誘いに躊躇なく乗っかるおっさんギタリスト。こういうのはいつも断れないのだ。なんだかわからないけど思うところが合って酔った勢いで拙い英語でかなり年長の俺にメッセージを送って来ているわけで、切実な感じがするので断れない。俺はライブが無い日もひとりで毎日弾いてるわけで一緒に演奏するくらいはたいしたことじゃないし。ただ、この調子だと会話はタイ語なので大変そうだな…まあスタジオも機材もしっかりあるみたいだから一緒に弾いてりゃ何か面白いことが起きるだろう。俺が彼くらいの頃に同じように大先輩のギター弾きに遊んでもらったことがあったなぁ…と久しぶりに思い出した。俺は自分からメッセージを送るほど真っ直ぐな性格ではなかったけど(笑)真剣に誰かと対峙するってのは必ず何かの役に立つもんだ。それが音楽であろうとなかろうと。

なぜに猫写真…そんなわけで今週の金曜は謎のスタジオセッションだ。