Never Ending Summer

バンコク在住日本人ギタリストの日記

南国の音

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南国タイに住みだして間も無く8年も経つってのに俺の音は相変わらずメロウで湿っぽい。ここに来る前からキューバやアフリカの音楽を聞くのは好きなんだけど自分で演るとなると影響がほぼ見えてこない。こうなるともう性格としか言いようがないのでそのまま放置しているが、昨日アフロキューバンと南アフリカのハウスミックスをいくつか聞いていてやっぱりこの雰囲気は好きなんだけどな…と思ってどうやったらこの南国の明るさが自分の演奏に反映されるのか考えてみることにした。

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アフリカンハウスはクールでコード感も音色も洒落ている。このあたりのミックスはボーカルがソウル系のメロディーなので聞きやすいしリズムはもちろんタイトで余計な音が少ない。クラブで長時間過ごすならこんな音が良い。生のアフリカンドラムも好きだがパワフル過ぎて長時間聞くと疲れる。彼等とは基本的な体力が違うのでガンガン叩かれると圧倒されてしまって精神的に疲れるってのもあるし(笑)

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これはドラムマシンとトライバルミュージックの混ざり方が気持ち良い。このくらいの感じはやってみたいと思っているが演奏を始めるといつもそんなことは忘れ去っている。身体に入るように意識して普段から弾くのがいいんだろうな…もしくはドラムマシンでビートをコピーして遊んでみるとか。彼等の独特なスケール感とかメロディーのリズムの取り方とかは自然にやっていても俺の中にはないものだということは実際にアフリカ人と演奏した時によくわかった。それ以来不自然なことは止めようと思って避けていたがやっぱり好きなのでやってみるのは悪くないだろう。単純にコピーするのではなくこの感覚を自分なりに消化してみたいという欲求がある。

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バンコクのアフリカンチームのワークショップに参加してドラムを習ってみたいってのも何回も思っているがギター弾きなので難しい。叩く度に指が腫れてしまうし太くなって弾きにくくなるだろうから手が出せない。要するにギターでドラムのリズムパターンをトレースして練習するのが一番良いはずだ。それに音程を付けてフレーズを作ればリズムとコード感が同時に作れる。

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最後はソウル系。これも聞きやすい。明るさは少なくてメロウ成分多め。タイのDJのオリジナルミックスはあまり知らないので聞いてみたいな。