Never Ending Summer

バンコク在住日本人ギタリストの日記

我ながら酷いもんだ

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帰宅してGOLFさんに誘ってもらったお礼と軽くお詫びののメッセージを送った…というのも、気を使ってもらってワークショップの最中に『セッションするかい?』とか『なんか質問あるかい?』とか言ってもらったけど、なにしろ《知らない》ってのは困りもんで基準が無いので質問ができない。もちろん言葉の問題もあるんだけど、それ以前にスケール名とかコード名すらよく知らないので質問のしようがない。野性の勘と長年人前で弾き続けた経験だけでやってきているので音楽理論に関してはマジで素人同然なのだ。ワークショップとライブの間が2時間ほどあって友人のギタリストBANKのやっているバムシャ・カフェで俺のライブをたまに見に来る若いギタリスト連中と話す時間があった。俺が『コードもスケールもよく知らないので何を聞いたらいいかわからないんだよね…』とこぼしたら『え!?コードもスケールも知らないのになんで即興演奏ができるの?』と言うので『わからん。子供の落書きみたいなもんだ』と断言したらみんな真面目なので固まっていた(笑)

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そんな内容をかいつまんでGOLFさんに送ったら、タイで一番有名なJAZZギターのインストラクターが『JAZZのコードワークなら言ってくれたらいつでも教えるよ』と言う。めちゃくちゃありがたい話だけど『先ずは俺の頭を整理するからちょっと待って。俺は自分が何を弾いてるのか本当にわからないんだ』と返さざるを得ない。今の状態では何を質問すれば良いのかすらわからない。彼はとても性格の良い男なので『KOTA、それはめっちゃクリエイティブだな(笑)』と言うが『いや、そんな良い話じゃなくて本当に阿呆なだけだ(笑)』と…。我ながら酷いもんだと思う。

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師匠は映像と同じギターを弾いていたがすごく変わった形のギターだった。今まで映像の中でも見たことなかった。ヘッドレスギターは軽くて良いが俺はどうしても弾きにくいし好きじゃない。20代の頃に一度カーボンネックのヘッドレスギターを買ったことがあるが、結構な値段を出して買ったのに数カ月で売ってしまった。性能は良かったし売る時は買った値段の半値くらいだったけど…どうしても好きになれなかった。古いタイプのギターってのはかなり不自由な楽器で重くて嵩張るので持ち運びも大変だけど、どうやらそれが好きなのだ。好きなものは仕方ない。

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とりあえず悪くない休日だった。たまにはこういうのも良い。