Never Ending Summer

バンコク在住日本人ギタリストの日記

サイアム歴史博物館で会いましょう

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MATTのお店はあらゆるものが彼にデザインされたパターンで埋まっていてミニマルで良い感じ。写真のギターストラップが気に入ったのでオリジナルで作ってもらおうと思っている。テープは売れたのかね…正直言って、形の無い俺の音楽は売りにくいし大変だろうな…。昨日のバンコクの昨日の最高体感温度は47度だったらしい…ここは中東の砂漠なのか(笑)俺の衣装は黒ばかりなのでこの環境にはぜんぜん向いてない。しかし、Tシャツ姿のただのおっさんがギターを弾いているなんざ見る価値が無いので衣装を着ないわけにもいかないのである。というわけでなぜか都会でサバイバルの様相の本日だが演奏の調子は悪くない。暑さに負けないで演れれば面白い音が出るだろう。

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上の映像は昨夜の出演者のステージ。モジュラーシンセ楽しそうでいいなぁ。今日のステージはこんな感じだが俺の演奏時間は陽が沈む前なので残念ながらこの幻想的なライトは点いていないだろう。昨日同じ時間帯に外に出てみたが西陽が全開で街全体が蒸し風呂のようになっている時間帯なので、汗だくで沸騰する脳に鞭打って演奏する感じになるはず。既におぼろげな全体のアイデアはあるので実現できるかどうか挑戦するだけだ。会場はサイアム歴史博物館の中庭でとても雰囲気の良い空間。映画とのセッションの時間帯はかなり人が少ないだろうけどアンダーグラウンドシーンにおいては《わけのわからないアイデアを実現する》ってことにもとても大きな意味がある。どんなことでも実際に見ないと誰も理解できないわけでチャンスってのはそこから生まれるもんだ。イベンターやスポンサーやらは失敗を恐れるので実現可能であることを証明するってのは大事なことだと思う。それが良いか悪いかは別として。

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https://www.museumsiam.org/index.php

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もう3年以上使っているVOXのDelay Labの性能は思っていたよりぜんぜん多様性があるし音質も悪くないということを最近になってようやく気付いた。すべてのディレイ/ルーパーの特徴がわかってきていろいろ繊細なコントロールをできるようになったが、しょっちゅうつまみをいじくるのでしゃがんでいる時間が増どんどんえていく。あまり恰好の良いもんじゃないのでどうしてもんかと思うがこればかりは解決策が見つからない。

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音の組み立てが複雑化するにしたがって1曲が長くなっていくもんで最近は1時間のセットで実質2曲くらいしかやっていないことも多い。何とか行程を圧縮したいがそればかりに囚われると大切なものが抜け落ちる。音楽をやっている連中はそれを楽しめるが一般の皆さんはそうではないわけで《どうやっているか》ってのはまったくどうでもよい話しなのだ。必死さを見せずに常に観客の気を逸らさない音を出し続けるってのが即興音楽をライブで見せるときの大きな壁だ。衆目を集める為にパフォーマンスに走るって手もあるが性格的に向いていない。音だけで逃げ切りたい。どうにもこうにも果てしない話だ。