Never Ending Summer

バンコク在住日本人ギタリストの日記

ミニツアー本日が最終日

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ご近所ミニツアーとはいえ毎日移動演奏ってことで疲れてくる。そろそろ腰が痛かったり頭がぼーっとしたりして、おっさんってのは絶賛劣化中の身体のコンディションとの付き合いがなかなか大変である。食欲も減退中でお腹に蓄えていた脂肪がみるみる消費されていく。どうやら今の俺にダイエットは不要。食える時は食って燃料を蓄えた方が良い。今月はまだ遠征が2本残っている。ヘタっている場合ではない。そんなわけであまり酒を飲まずに過ごしていたが、昨夜はお馴染みの12×12でパーティーだったので少し深酒をしたのでわかりやすく朝から二日酔い。まあ際限なく飲んでいた以前に比べれば大したことはないが…。

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とりあえず今日はKu Barという王宮エリアにある洒落た店でアンビエントジャム。この店は空間の作り方が素晴らしい。今のところこの店の内装がバンコクで一番好きだ。おまけにオーナーが音楽マニアなのでディープなアンビエントミュージックがいつも流れている。毎週日曜日に友人のTOMMYとBANKがものすごくディープなアンビエントを演奏し続ける Sunday Night Ambience というイベントをやっていて、以前から出ようと言いつつもなかなかタイミングが合わなかった。今夜は作品のリリースを機に初参加。今夜のメンツはTOMMYとインド古典音楽の楽器パカワジの奏者カネコ テツヤ、そして俺。ナコンパトムでも軽くセッションして面白かったので楽しみ。

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昨夜はかなり良い音が出ていた。Adisak(Bird)とのギタリスト二人の即興セッションはやはりダンスミュージックとはいかなくて複雑怪奇なライブミュージックだったが、お客さんが終始集中していたしそれはそれで悪くない。エレクトロみたいな音を出しているのに昨夜もMIDIを使わずドラムマシンと彼のサンプラーを手押しで合わすという原始人的なアプローチをしていたが、即興演奏をしながら曲間にドラムを打ち換えてテンポを合わせるってのはちょっと忙しすぎた。おまけにLOOPERの電池が次々切れてしまって普通にギターを弾かなくてはいけなくなって終盤はほぼ素で弾いていて実はかなり慌てていた。ふたりがマニュピレートと演奏で忙しく立ち回っている姿が見ているみんなには何をやっているかわからな過ぎて面白かったみたいだけど、俺自身は必死過ぎて演奏を展開する余裕がぜんぜんないという状態(笑)なんとか良い結果になったけど要改善。

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このユニットはやればやるほど伸びるやろなぁと思っていたら彼もそう思っていたようで、もう少し突っ込んで準備してまたやってみようという話になった。個人的にはフェスの小さめのステージやクラブのステージを取れるような音を出したいな…と思っての試みだったが、何箇所かそのイメージに近い音が出ていた。スケールがでかい音が見え隠れしているので面白いことになっていくだろう。そういえば、彼のバンド desktop error はものすごく良いバンドだ。昨夜も彼のことを知らない日本人のみんなが彼の演奏を見てビックリしていたが、すごい奴ってのは見れば誰にでもわかるもんだよなぁと思った次第。

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