この2年間、何百回とこの景色を見ながらギターを弾いた。夕刻の下町の雑多なノイズがセッションの相手だ。例えばええ感じのロングトーンを出すと、近所の犬達が遠吠えすることがある。これは《使える音》だと俺は記憶する。長い間繰り返してきたそういう細かい記憶の集積で今の音は出来ている。
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ドラムマシンをそれに混ぜ込むってことは同様に演奏しなくてはいけない…と毎夜毎夜試行錯誤が続いているが、今のところドラムをやればギターが止まり、ギターを弾けばドラムはワンパターンでフリーズって感じで思うようにはいかない。
