Never Ending Summer

バンコク在住日本人ギタリストの日記

バンコクは空気が悪い

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最近のバンコクはめちゃめちゃ空気が悪い。昼間歩いていたら肉眼でスモッグが見えるくらいの汚れっぷり。最初は中国から流れてきてるのかと思っていたが、これはタイ国内で発生している大気汚染らしい。『思い込みで何でも中国のせいにするのはよろしくないなぁ』と深く反省した次第。まあとにかく空気が濁っているのでマスク姿の人もかなり増えていてけっこう深刻な問題だ。会社の同じ年の友人も子供に喘息が出ていると話していた。バンコクの人の数は増え続けていて相変わらずコンドミニアムの建築現場だらけでまだまだ増えるだろう。鉄道も郊外に伸び続けて通勤圏が広がっていってるし、どこまで大きくなるんだろうなバンコク。新興エリアにも面白い場所ができるだろうしチェックしに行かなくてはいけない。

仕事帰りにいつものように近所のマーケットに行ったが、タイ飯に完全に飽きてどの屋台も食欲をまったくそそらない。飯は食わないと遺憾。1キロほど歩いて別のマーケットに行ったが結局屋台のメニューはほぼ一緒…タイ料理は味のバリエーションに欠ける。飯屋は間違いなく日本の方が良い。バリエーションが多いし、だいたいの店は美味くてサービスもしっかりしている。とはいえ、俺はバンコクにいるわけで地元の店の美味い飯をいろいろと想像したところでなんともならんわけで、諦めきれず周辺も歩き回ってみたが最終的に何も買わずに帰宅。さてさてどうする…?と考えていたらフアヒンの友人から来月の23日のイベントへの出演依頼。しばらく行っていないしまだスケジュールが開いているし、なによりも行ったことのない演ったことのない素敵な空間だったので即引き受けた。自分でもライブのブッキングはしているが、無名だし妙なスタイルでヒット曲を一切演奏しない偏屈なギター弾きに毎月切れずに演奏の依頼があるってのはありがたいことだ。ミラクルだ。なので、演奏依頼が来ると毎回テンションが上がる。『弾き続けていいよ!!』と誰かに許されたような気がするからだ。それはパスポートにVISAの発効スタンプを押された瞬間の感覚に近い。

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そういえば、今年から周辺国にも足を伸ばしたいので具体的なツアープランを考え始めた。昨年は結局仕事とタイのライブで追われていろいろな意味でムリだった。とても残念だったが、ひとりの旅行ならば行き当たりばったりでも何も問題ないが、演奏となると話は変わる。事前に調べるべきことは多い。知らない土地で初めて演奏するっていう大事な時に現地で他のことを悩んでいる余裕は正直ぜんぜんない。バンコクでも活動初期はそうだったが、とにかく全員初対面で演奏以外のコミュニケーションがセッションしているみたいなハイな状態なので、常に楽しいけど頭がとても疲れる。過去には事前段階で消耗が激し過ぎて、演奏中に集中力が途切れて急に失速してみたり、演奏前に疲れ切った末に何も考えずに本能で荒っぽい演奏をしたのがめっちゃ盛り上がったり様々…いろいろなパターンを踏んできたが、未だ何が最良なのかはわからない。多分そんなものはないんだろう。要はそんな日常に慣れりゃいいだけだ。

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昨夜の最後のトレーニングセット。後で聞いたら前半ほぼギターを弾いていない。ドラムマシンの操作が遅すぎて展開は遅いしその場でパターンを打ち込むって作業に必死過ぎてギターを弾くことすらできない(笑)う~ん、どうやら先は長い。夜のドラムマシン特訓はドラムマシンだけで1時間程度のソロができるようになるまで果てしなく続く。