Never Ending Summer

バンコク在住日本人ギタリストの日記

いつものようにバンコクの夜は更けて

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昨夜はアパートの近所で面白いメンツのイベントがやっていた。イベントは9時スタートと書いてあったので9時過ぎに行って入場料を払って入ったらまだ準備中でBARすら開いてなかった(笑)ここでは良くある話なので驚きはしなかったが、朝5時起きで12時間働いた後だったしビールすら飲めないところでじっと待つのも嫌だったので一旦帰ったら気絶するみたいに寝てしまってさっき起きた。時刻は午前3時40分…だめだこりゃ。入場料払ってたのはどうでもいいけどMATTがチェンライから来ているので軽く飲もうと言っていたのに会えなかったのが残念。POKにも会えなかったし。まあ仕方ない。そろそろ体力の限界だったんだろう。

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普通のBARでイベントの場合、少々準備が遅れても皆友人と飲んでいるしDJ達が良い音を提供してくれている場合が多いので問題ないが、ライブイベントで開始が遅れるとお客さんは困るよな…と今さらながら思う。ライブの為に来たお客さんはひとりで来る奴も多い。純粋にライブを見に来てくれているのだ。音も酒も何もないところで待つのはかなり苦痛だろう。これが続くと昨夜の俺みたいにどこかで暇をつぶそうってなことになるので最終的にみんな時間通りに来なくなって全てが遅れていく。よくあるのは最後の出演になった頃には遅すぎて誰もいないってパターンだ。あれは虚しい。何に対して演奏すればいいんだ?って感じだ。今までに何度味わったことか。現場監督ってのは大事なもんだ。俺が監督なら来るのが遅い奴が出番後回しだな(笑)

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今週はほぼギターを弾いていない。たまに数日トレーニングを抜いたほうがその後集中できて良いからだ。何事もバランスだなぁと思う。こんな時はギターを弾かないで音楽を適当に聞いてなんとなくインプットする。ちなみに今週はハウスばかり流していた。ドラムマシンの使い方のベーシックを記憶しておこうって感じだ。他の時間は趣味の漫才鑑賞(笑)歌は退屈なので漫才の方がテンションが高くて作り込まれていて楽しい。最近のエンターテインメントは客に気を使い過ぎている…というよりマーケティングに支配され過ぎている。そうなると商品であって作品ではない。聞くだけ時間の無駄だ。かといってアンダーグラウンドミュージックがいいかというとそうでもなくて、何割かは何のためにやってるのかわからない音を出す。これも同様に時間の無駄だ。見る価値のない地味なオナニーは部屋でやって欲しい。豪快なオナニーショーなら見れるかもしれないけど(笑)人前でやる意味の解らないライブを見る度に自分も気を付けようと思うのである。ひとつひとつの演奏のクオリティーを保つ為に集中しなくてはいけない。

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そういえば昨夜はエクスペリメンタルロックのイベントだと言っていたが、面子の中に俺の知っている限りこの上なく普通でエンターテインメントなバンドが混ざっていた。持ち味がぜんぜん違うのでお客さんも混乱するだろう…と思ったが、俺は前述のとおり思い切り寝ていたので結果どうなったのかはわからない。アートっぽくて洒落てるって感じでエクスペリメンタルと言っているだけの連中が増えているが、ぜんぜん匂いが違う。音色だけ似せているがまったく毒がなくて結局普通なのでお客さんの為にも中途半端なことは止めた方が良い。君たちにはその音楽は一生できない。つべこべ言わずにキレイに着飾ってハンサムで美人で毒の無い音楽をやっておくべきだ。でも実はそれが一番生まれ持っての才能がいるし整形してでも美しくいなくてはいけないし層も厚くて大変なんだけど(笑)