Never Ending Summer

バンコク在住日本人ギタリストの日記

瀧 康太 west japan tour 2019‐Sense of Nostalgia‐ ブッキング中

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帰国予定は10日間、現在確定2本、調整中5本、検討中1本…ってもうほぼ埋まってるやないかい!といきなり頭を抱える。行きたいところはたくさんあるものでどうしたもんやら…。ワークパーミットの問題があるので一度にこれ以上は休暇は取れないので、どうしてもこじんまりした動きになってしまうのは否めない。今回のツアー名は昨日思いついた Sense of Nostalgia でいくことにした。昨日からまた弾き始めたが、やはりテーマがあると照準が定まってくるもので、目的地ってのは曖昧だとしてもあった方が良い。

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午前中のトレーニングは1時間のセットを2セット。デリバリーの昼飯を待ちながらプレイバックして内容をチェック。エアコンが直ったのでマジで快適。この前までは汗をダラダラ流しながら弾いていたので天国や。寺山修司作のラジオドラマの女性アナウンサーの声が時代を感じさせる良い音。中盤は最近タイの三線《ピン》の奏者とやる機会が多かったし同じくタイ楽器のケーンのノイズも使っているもんでギターでピンのフレーズを弾いてしまっている。真似する気はないんだけど頭に残っていたフレーズが出てきてしまうので仕方ない。とりあえず一度しっかりフレーズを研究しないとなんだか中途半端。後半はファンク調だけどあんまり良くないな…やっぱりファンクもロックもひとりでやるもんじゃない。ソロにはソロの世界ってのがあって無理にバンドの音をやろうとすると大概良くない音になるのだ。気持ち良いバランスを作るにはディテールが肝心でフレーズは何でもよいが一個一個の音はそれぞれ生きていないといけない。

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昨日のイベントはホテルのラウンジと聞いていたが会議室的な場所で発表会って感じだった。ビール片手にゆるゆるとチルアウトしながら見る予定だったのがまったくあてが外れた。ダンスとポエトリーは興味深かったしアーティはとても美しかったが、サウンドシステムが糞過ぎて何も感じることはなかった。ホテルで行われるイベントはだいたいこんなもんだ。バンコクでホテルで開催されたイベントでまともな音を聞いたのは複数のステージにサウンドシステムを丸ごと持ち込んでやっていたLUSHという大規模なパーティーウェスティンホテルのBARで演奏していた専属ジャズバンドの音くらいだ(ホテルでやっているのは大概JAZZではなくJAZZ風のPOPSだが…まあどうでもいい)あとはほぼ適当だ。見てくれだけ綺麗だけど中身が全く無い。今回もいつも通り酷いセッティングだった。ウェディング関係も同様。たまに友人に頼まれるが、演奏後にストレスがマックスになるので二度とやりたくない。金も悪くないだろうしDJや専属のミュージシャンの皆さんがやればいい。適材適所ってもんだ。俺は性格的に無理だ。ミュージシャンが死んだ音を出すのを聞いていると俺まで死にたくなる。

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今週末はタイの選挙なので禁酒日…といいつつ近所の小さな店で買えるが、隠して持って帰れとビールを新聞紙でくるんで渡された。そういえばここに住み始めた頃、いつも愛想の良いその店のおばちゃんに道で会うと挨拶を無視されることがあって《なんでやろ?》と思っていた。ある日店で買い物をしてお勘定をしていると店の奥から同じ顔のおばちゃんが出てきて『ああ!なるほど!』と。めっちゃ似てる双子だった。